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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第12章 山茶花~さざんか~ 其の弐
 和泉橋。あの小さな橋のほとりに行けば、きっと曽太郞は来る。だから、曽太郞に逢いたければ、あそこに行けば良い。
 あそこで待っていれば、曽太郞は言葉どおり、いつか必ず千汐を迎えにきてくれるだろう。
 そう、真心があれば、大丈夫。
 二十二年の生涯で一度として誰も千汐にくれなかった真心をくれた男性。優しいまなざしと包み込むような笑顔の男。
 千汐は、そっと自分の頬に触れてみる。誰より愛しい男が触れた、頬。これまで人眼に晒したくはないからと、ひたすら隠してきたこの傷痕が今は何故か愛しくさえ思えた。
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