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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第13章 山茶花~さざんか~ 其の参 
 飯屋の主人幸助は物判りの良い男であったが、流石に、働き以上の過分な給金を出すだけの余裕はない。所詮は、人足や職人相手のしがない一膳飯屋なのだ。
 しきりに申し訳ないと詫びる幸助を責める気にはなれない。むしろ、この四年間、理解のある奉公先の主人であった幸助には心から感謝していた。千汐は産気づくその前日まではち切れそうなお腹を抱えて働いていたが、出産後は大事を取って半月間、店を休んだ。しかし、幸助は千汐が休んだ間の分の給金までをも天引きせずにちゃんとくれたのだ。
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