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妻の下着が変わった時に
第9章 詩音
正月

何時もなら、どちらかの実家が恒例 
今年は隼人が和夫の家に、家族でやって来た 

正月の挨拶を交わし 子供達にお年玉が配られ 
和夫が隼人に多すぎると 文句を言うと子供達から 
ブーイングを浴び、笑いに包まれた新年を過ごした

**

詩音も中学生に成り ある日美和に呼ばれ
隼人の自宅へ陽子は向かった マンションの
部屋へ入ると 美和と詩音が向き合う様に座り 
陽子は美和の隣に腰かけた

詩音が、陽子に顔を向けて来る
何時もと眼差しが違う 睨む様に
陽子を見て 詩音が口を開いた

「 今 母さんに聞いていたの、陽子母さんにも
  聞きたくて 母さんに呼んで貰ったの 」

「 陽子母さん 家のお父さんとお泊りに、良く行くけど 
  可笑しいでしょう? 」

「 美和母さんに聞いたら 大人の事って言うの 可笑しくない? 」

「 小学生の時 陽子母さんの家によくお泊りに行って 楽しかったけど 」

「 何時も 美和母さんと和夫パパしか居なかった 可笑しいよね? 」

美和が話そうとするのを 止め陽子が話すと詩音は 陽子の目を見て

「 可笑しいよ!!! 」
言いながら家を飛び出して行った

「 御免なさい 」 
陽子が謝ると美和は顔を上げ

「 大丈夫よ 後で詩音とゆっくり話をするから 」

「 きっと 判って呉れるわ 」 
美和は言い切り 笑顔で送り返された事が有った
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