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第9章 詩音

隼人は年何度かの　二家族の温泉旅行を計画し　
その日は陽子と美和は　二人の男達と
饗宴を楽しむ様に成り

子供達が高校大学と進学するに連れ　家族旅行を
隼人が計画しても　受験に差し掛かった子供達を
抱える美和と陽子が　反対をする様に成り
和夫は美和と暫くぶりに顔を合わせ　股間が
軽く大きく成り、スラックスに手を入れ
気付かれ無い様に位置を治す

「　先にチェックインしてきますね　」

和夫はフロントに足を向け、美和が後ろを
付いて来る、宿泊カードの記入を求められ
工藤和夫、妻、美和と記入し、後ろから美和が
覗き込み、笑顔で腕を絡めて来た

「　少し・・・・　」

ウェイターが注いだ　赤ワインのグラスを
和夫は持ち、美和に飲む様に勧め　頷いた
美和がウェイターに頷き、ワイングラスに
赤ワインが注がれ、二人軽くグラスを持ち上げ
笑顔でグラスを口に付け、

「　暫くぶりですね・・・　」

潤んだ目で和夫を見つめ、赤ワインの
グラスを赤く塗られた唇に運ぶ