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妻の下着が変わった時に
第9章 詩音
「 世間様に言わせれば 歪な夫婦関係と言われるかな? 」

「 そうね、・・・・ でも隼人 私達の事大事に
  してくれてるから 陽子さんは? 」

「 陽子も 家の事を疎かにはしていないし
  子供達の事も しっかり見ているから・・・ 」

「 ・・・良いかな・・・・ 」

和夫は美和に聞かれ答えた時、隼人と一晩過ごし
帰宅した時の陽子の表情を思い浮かべ 返事に
躊躇が入っていた 美和が淫靡な表情で顔を近づけ

「 陽子さんと・・・している ? 」 

「 ・・・年かな・・月に二度ぐらい 美和さんは? 」

「 隼人も月に、二度か三度・・でも陽子さんには
  もっとしていると 思うと、チョッと悔しい 」

「 ・・・・・・ 」

美和が諦めた様に 言った言葉に頷き
二人の間に沈黙が流れた

「 不思議と・・・・ 」

美和が和夫に視線を向ける、和夫は体を乗り出し
小声で

「 陽子が隼人と一泊して帰って来た夜 遣りたくなるんだ 」

「 今でも? 」

「 最近は 無くなったかな 」

「 美和さんは? 」

「 最初は、嫌だった・・・でも・・・ 」

「 でも!? 」

「 うふっ! 和夫さん優しいから 私には
  二人も夫が居る!! そう考える様にしたの 」

食後の紅茶のカップを ソーサーに戻した美和の
目が隠微に光った

「 行きましょうか 」

和夫が立ち上がり、頷いた美和が椅子を引いた 

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