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妻の下着が変わった時に
第4章 陽子
和夫から電話が入った 夜11時過ぎ 又終電逃して泊まるのかな? 
電話に出ると酔った声が聞こへ 学生時代の友人を 連れて来ると 
電話の向こうで駅の案内の声が聞こえた 陽子は溜息を付き

「用意しておく・・・」と電話を切った 
余り家に他人が入るのを 陽子は好まない 
義理の両親も 泊まりに来たのは二度程で 
自分の両親も2泊したぐらいで 
家に他人が来る事は初めての事だった

夫が机を置いている部屋に 布団を敷き迎える準備を始めていた時 
玄関から声が聞こえ 夫に連れられ 隼人が入って来た 
紹介され 隼人の目を見た時 頭の奥で 

・・・出会った・・・・ と囁く声が聞こへ

隼人の目が離せない 瞳の中を見続けている自分が居た 
隼人も陽子を見つめ瞳の奥をと 覗き込んでくる

・・・ほんの・・・ 短い・・・ 時間だった・・・

慌てて目を反らし 冷蔵庫からビールとグラスを用意してテーブルに置いた 
隼人の上着を客間に置き 簡単な摘まみを何品か テーブルに置き 
頭の中で寝室に囁く声を押さえ 和夫の横に座り隼人に
向き合い 瞳の奥を見つめていた

隼人と見つめ合いたい それしか考えられない自分が居た 
夫と隼人が学生時代の事を懐かしそうに話し続け 

あの時さと隼人が言いだし 和夫が目を向けると 
「バス停」
和夫が
「誰だろう?」
陽子が怪訝に和夫を見ると 

「昔ね4人で部屋で目を覚ましたら 部屋の真ん中にバス停が置いてあったの」 
陽子が目を丸くすると 隼人が追従して 

「前の晩4人でグデン グデンで朝」 
首を振って 

「昼目を覚ましたら 6畳の真ん中にバス停が有って」 

「それを皆で抱えて戻しに行ったんだ 結構歩いたよな」 

「皆覚えて無かったけど 誰が持って来たんだろうな?」 
懐かしそうに話していた
今の時代なら ニュースに成り退学騒ぎ 

「良い時代だったよな」と感慨を込め話し続けていた
陽子は二人の話を聞きながら 隼人の瞳の奥を見つめ 目が離せない 
隼人も目を合わせ陽子の瞳の奥を覗くように見続けていた 

もし会話しているのなら 何を話していたのか後に成り思い出す 
隼人と向かい合い 目で語り合った
その日のその夜の事は

陽子にとって 生涯忘れられない夜だった 

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