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バカな男に私は夢中
第8章 繋想

(気まずい..)

カフェに行っても無言、ホームのベンチに座る今も無言な斎藤に、私はいい加減イライラしてきた。

「....はぁ。」

私が溜め息をつくと斎藤がゆっくり顔を上げた。

「私帰る。」

「え!?何で!」

「やっと喋った。」

私が言うと斎藤が目をそらした。

「どうしたの?」

「ど、どうしたってやなぁ...」

辛抱強く続きを待つ。

「俺らて付き合って..ないんか?」

「ん?」
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