この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
バカな男に私は夢中
第8章 繋想
「......」
二人が目を見開いて私を見る。
すると
「ゆ、ゆゆゆゆ百合ちゃん冗談キツいで!」
「最高!百合ちゃんすごい!俊の勘違いだったの!?」
涙目になって斎藤が後ろにふらりと下がった。
マキは腹を抱えて笑っている。
何だなんだ、と周りが私たちに注目した。
「マキちゃん笑いすぎ。斎藤くんもどうしたのよ。」
わけがわからないし恥ずかしい。
私が言うと、斎藤はふらりとやってきて
「後で..話そう百合ちゃん..」
と呟くと、席に戻っていった。
「え、あ、うん。」
マキは相変わらず笑っていた。