この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
バカな男に私は夢中
第1章 回想
私は部屋に入り、鞄を置くとさっさと部屋着に着替えた。
成績表を手に持つ。
重たい体を引きずり、リビングに向かうと両親が待っていた。
「お帰りなさい百合。」
「ただいま ママ。今日は早かったのね。パパも。」
「うん、たまたまね。早く食べよう、お腹がすいた。」
笑顔で言う二人を見て私はすぐに席についた。
優しい両親。
成績が絡まなければ 理想な親なのかもしれないといつも思う。
(今は..あとででいいや..)
私は背中に隠した成績表をいすにサッとおいて、その上に座った。