この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
バカな男に私は夢中
第10章 欲望
「ちょっ..斎藤くん..」
ただならぬ気配を感じて目を逸らす。
「マキと賢治は帰ったで。」
「え?でも荷物..」
「使わんもんだけ置いていった。明日俺が持っていくんや。」
「うそ..じゃあ..」
(もしかしてワザと!?)
私はチラッと斎藤を見上げた。
目が合う。
「あ..さいとう..くん....」
(これは..これは....)
ゆっくり顔が下りてくる。
目がそらせない。
「....んうっ....」
腕で身体を支えながら私の上に軽くのしかかって、唇を重ねられた。