この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
バカな男に私は夢中
第13章 幸福
「そこ座って?背中洗ったげるー」
私は言われるまま椅子に座った。
(..もうどうとでもなれ!)
ついに吹っ切る。
しかし、パッと目を下に向けると、腰に巻いたタオルが突き出ているのが見え、咄嗟に身体が固まった。
そんなことに気づかず斎藤に背中を向けるよういわれる。
「さ、斎藤くんは..」
「百合ちゃんが入ってこんからさっき洗てもたわ!」
笑っていうと、私の肩を掴んでくるりと回される。
「タオルとってくれんと..」
「だ、だって..」
私がためらっていると腰を掴んで、片手でタオルを引き剥がされた。
「きゃっ..」
「大丈夫、今は背中しか見えとらん。」