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バカな男に私は夢中
第13章 幸福

「ひゃっ!百合ちゃん足冷たいわ!」

「だって寒いんだもん。」

冷たがる斎藤の足にわざと絡める。

「百合ちゃーん?」

「ふん。」

そんな風にじゃれあいながら、私は斎藤の胸に抱かれて眠った。

(幸せ...大好き..)

「百合ちゃん..好きやで..」

「ん....」

こんな風に幸せな気持ちで迎える夜は初めてだった。
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