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バカな男に私は夢中
第16章 百合

「百合の花言葉にな..清純、てのがあるんやで。」

俊介が私の頭を撫でながら、ポツリといった。

「百合ちゃんにぴったりやなーて、初めて話した時思た。」

「そうなんだ..」

「俺、百合ちゃんと離れても、ずっと..あれ?」

「..スー..」

私は俊介の優しい手と声にすっかり眠りの世界に引き込まれていた。

クスッと笑うと布団をかけ、俊介は私を抱きしめて眠りについた。

「百合ちゃん..愛しとるで..一生や..」

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