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バカな男に私は夢中
第16章 百合

「....ん..朝..?」

「おはよーさん百合ちゃん。」

私はうっすら目をあけて声の主を見た。

「あ..おはよ..今日は私より早いね。」

「うん。なんか一時間くらい前に目ぇ覚めてな。可愛いお姫様の寝顔を拝見してました。」

クスッと笑うと私の頬にキスした。

「バカ。」

私が言うと、微笑んだ。

「身体しんどない?」

「ん..ちょっとダルいかも。でも大丈夫。」

「そっか。ほんならちょっと休んで出ようか。」

うん、と答えて身体を動かすと、固いものに当たった。
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