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バカな男に私は夢中
第16章 百合
「..あ、ね、今日テ二サの新歓いくけど一緒に行かない?」
「あ、うん、行く!」
(なんだか..四年間楽しみ。)
その日、誘われるまま私は咲とテ二サの新歓に向かった。
「へ~橘創ってすごい名前だね。どっちもⅠ文字じゃん。」
「そ、そう?」
隣に座った橘創が咲に言われて、慌てて答える。
(....咲、やるなぁ..)
同い年の橘は咲に話しかけられて、どう見ても緊張していた。
(一目惚れなんじゃない?)
私はクスッと笑って二人を見ていた。