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バカな男に私は夢中
第16章 百合
「ね。今気づいたんだけど。咲と百合と橘って..全部花関連じゃない?」
私が言うと二人がアッと声をあげた。
帰り道、私たちは群れから離れ三人で帰っていた。
女二人は危ない、だということで付いてきたけれど、本当の狙いはわかりきっている。
「ほんとだ。なんだかすごいね。今鳥肌立った。」
「俺も。」
そんな風に三人で笑いながら駅に向かう。
「..じゃあ私は逆向きだから、創くん咲のことよろしくね。」
「うん。百合ちゃん送らなくて大丈夫?」
創が心配そうに私を見る。
「大丈夫よ。」