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バカな男に私は夢中
第18章 惜別

そして横田香澄と会う当日ー

(全部嘘、横田香澄なんて来ない。大丈夫..)

私は待ち合わせ場所のスタバでずっと祈るように繰り返していた。

しかし

「伏見..百合さん?」

その声に私はとっさに頭を上げた。

(..嘘なんだから....)

背が低めで茶髪にくりくりした目、ふんわりした雰囲気の女の子だった。

私とは正反対の可愛らしい感じだった。

「あなたが..横田香澄..?」
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