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バカな男に私は夢中
第18章 惜別

とっさに隠れ、出てきた人を見て絶句した。

「..百合?どうし....」

二人を見つめる私の視線に咲が止まった。
「....もしかして....」

「俊介..」

それは俊介と..香澄だった。

並んで話しながら出てきた二人は、マンションを出て駅のほうへ行ってしまった。
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