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バカな男に私は夢中
第19章 出会

「へースマホにしたんだ!」

「うん。まぁ心機一転、ね。」

私はアドレスを全て変え、斎藤との繋がりを断ち切った。

マキには私が好きな人ができたという理由を説明して、賢治と斎藤には教えないよう頼んだ。

手紙を投函した翌日買い換えるまで、電源を切っていた私はその後連絡があったのかどうかは知らない。

知ればきっと決意が揺らぐと分かっていた。

ただ..いままで撮った写真は捨てられず、押し入れの奥底にしまった。

写真のデータも前の携帯にいれたまま、携帯自体を押し入れにしまった。
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