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バカな男に私は夢中
第19章 出会
「百合ちゃん..捨ててないじゃん。」
携帯と一緒に写真がみつかり、私は床にへたりこんだ。
賢治が悲しそうに私を見て、出したものをしまうとまた腕を引っ張った。
「百合ちゃん行こ。」
「どうして..?どうして今さら会わなきゃならないの?」
「..俊介が辛そうだから見てられない。」
「..辛いのは私のほ..」
「毎日違う女と寝てる。」
賢治の言葉にハッと顔をあげた。
「百合ちゃんと別れてから..何回も連絡したけど急にメールも届かなくなって。だんだん俊介笑わなくなった。笑ってても無理やりって感じで..予備校来る前みたいだった。」