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バカな男に私は夢中
第3章 接吻

「じゃあ私、降りるから。」

そういって電車を降りる。

今日も一緒に帰っていた。

するとなぜかまた斎藤も降りてきた。

「..何で斎藤くんも降りるのよ。」

私が問うと、

「あれ?ほんまや..癖やな。」

と首を傾げる。

「..癖って..まだ二回目なのに。」

その姿がおかしくて思わず笑ってしまった。

「..」

「な、なに..」

目じっと見つめる斎藤から目を逸らすと、
「可愛いいわほんま..」

と呟いた。
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