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バカな男に私は夢中
第3章 接吻
「....」
(....は?)
咄嗟のことに固まった。
重ねるだけの唇から一気に水分が抜けていく気がした。
斎藤はゆっくり唇を離すと、
「あ..ごめん、つい..」
そういってニヘッと笑った。
「......」
(つい..?キスって、ついでするもの?)
「....な....」
(ていうか....私の..)
「なんてことすんのよ変態!」
(ファーストキスがあぁ~!!)
パアアン!
私は思わず斎藤を平手打ちした。
「いって..ゆ、百合ちゃんごめんって..」
「斎藤くんなんて..友達じゃない!もう話しかけるな!関わるな!バカ!変態!」