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バカな男に私は夢中
第3章 接吻
「ゆ、百合ちゃ~ん!」

私は後ろで謝っている斎藤をおいて改札を出た。

(キス..キス..しちゃった..)

ズンズン歩きながら、思い出してまた顔が熱くなる。

(私の..ファーストキス..)

急いで家に入り、迎えたサエにご飯はいらないと言ってベッドにダイブした。

(斎藤..俊介..許さない..!)

そう思いながら、私はドキドキする胸を必死に落ち着かせようとした。

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