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バカな男に私は夢中
第4章 衝撃
「....予備校行きたくない..」

ベッドで昨夜のことを思い出し、布団にくるまる。

(キスされた...もうどんな顔して会えばいいかわかんないし!)

ギュッと目を瞑ると、誰かが部屋をノックした。

「百合さん、あと5分ほどでお時間では...」

(....え?そんなはずは..)

その声にガバッと起き上がり、時計を見る。

「....きゃあああ~!」

急いで準備を始め、家を出る。

電車を待つ間鏡を覗き込むと、目にくまがうっすらと見えた。

昨日はドキドキして眠れず、ずっと勉強していて寝不足だった。

(それに時計も止まってたなんて....)

お陰で化粧もできなかった。

私は元々色素が薄いのか、ある程度化粧をしとかないと、顔色が悪く見える。

(最低...それもこれも全部アイツのせい!)

私はドシドシ地面を踏みながら電車に乗り込んだ。

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