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バカな男に私は夢中
第6章 告白
ー日曜日ー
「えー!由美子に彼氏が....」
「ふふ、しかも年上よん!」
「いいなー」
「あれ?百合が珍しく恋に興味..?」
「私別に興味ないなんて言ったことないわよ。」
「なぁんだ、普通の女の子だったのね。」
「....ふん..」
「クスッ....」
私が怒ってそっぽを向くと、由美子が笑った。
「予備校は?どう?友達は?」
「....」
無言な私を見て苦笑いする。
「...友達..できた。」
「ええ!?」
由美子が飲んでいたオレンジジュースを吹きだした。
「ちょっと!汚い!」
「だって..百合に友達!?」
目を見開いて、口の端についたジュースを拭った。
「友達..なんだと思うけど。」
「思うけどって....」
「勉強できて関西弁で..腹立つんだけど。」
「その負けず嫌いどうにかしなさいよ。」
ため息をつく由美子を無視して続ける。
「しかもキス..されたし。」
「はぁ!?付き合ってんじゃんソレ!」
身体を乗り出す由美子を押し返し、私はすぐに否定した。