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バカな男に私は夢中
第6章 告白
「別に私に合わせて帰らなくてもいいよ。」
私がいうと、
「百合ちゃんと一緒におりたいからええねん。」
とサラリといった。
(何でこんなに恥ずかし気もなく....)
私は苦笑して、それ以上なにも言わなかった。
「じゃあね。」
「おう!」
私は駅を下りて軽く手を振ると改札に向かった。
あれから全く手を出してこない。
(当たり前っちゃあ当たり前だけど..)
授業も真面目に出て、放課後も私といるということはおそらく女の子とも会ってない。
そのことに、少しホッとしていた。