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バカな男に私は夢中
第7章 素直
「百合ちゃん危ないで!」
「えっ?..はわわ!」
急に横を通った車に引かれそうになり、斎藤に腕を引っ張られた。
「..あ、あり....」
上をみると バッチリ目が合った。
「ん?」
「わ、わわわわわ!」
斎藤に覗きこまれ、咄嗟に身を引く。
「あ、おいっ」
そのままバランスを崩し、倒れそうになると腰に手を回して支えられた。
『好きなんじゃん。』
由美子の言葉を思い出す。
「..ひゃあああ!」
身体を起こして斎藤から離れ威嚇した。
「な、何やどないしたん?百合ちゃん怖いで。」
「....っ..」
(私..意識しすぎ!)
心を落ち着かせようとしても、斎藤が触れた所が熱い。