この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
こころから
第19章 久美子9
うっかりと、私はうっとりしてしまっていた。
キスが上手、というのではない。
すごく気持ちがこもっているのがわかるのだ。
重ね合わされたくちびるから、彼の意識が流れ込んでくるみたいに。
ぽうっとなってしまって、お股を開かされても、
閉じなきゃって気持ちが出てこなかった。
「すみません、ゴム持ってなくて。
絶対に外に出しますから、今日だけ。
今日だけこのまま」
「あ、待って、ちょっと待って」
避妊具なしでされるということより先に、
自分の体が、もう男のひとを受け入れられないということを、
事ここに及んでようやく思い出した。
「ほんとすみません。もう待てないです」
キスが上手、というのではない。
すごく気持ちがこもっているのがわかるのだ。
重ね合わされたくちびるから、彼の意識が流れ込んでくるみたいに。
ぽうっとなってしまって、お股を開かされても、
閉じなきゃって気持ちが出てこなかった。
「すみません、ゴム持ってなくて。
絶対に外に出しますから、今日だけ。
今日だけこのまま」
「あ、待って、ちょっと待って」
避妊具なしでされるということより先に、
自分の体が、もう男のひとを受け入れられないということを、
事ここに及んでようやく思い出した。
「ほんとすみません。もう待てないです」