この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
こころから
第21章 久美子10
「やっぱり、素顔の牧原部長、めっちゃかわいいです」
ものすごくせつなそうな目でそう言われて、
一瞬で、悔しいけどきゅんとしてしまった。
息を吸い込んだまま、坂井くんの顔から目が離せなくて、
呼吸することも忘れた。
坂井くんの顔が近づいてきて、避けようと思えば避けられたのに、
私は簡単にキスを許していた。
「牧原部長、好きです。堪らなく好きです。めちゃくちゃ好きです。
頭おかしくなりそうなくらい好きなんです」
語彙力、と思ったけど、そのぶん気持ちが真っ直ぐ届いてきた。
おでこやまぶた、頬から鼻から顎にもキスされ、
彼の鼻息が耳のすぐそばで聞こえ、
耳の後ろ、首筋から喉、それから肩へと舌を這わされて……
ものすごくせつなそうな目でそう言われて、
一瞬で、悔しいけどきゅんとしてしまった。
息を吸い込んだまま、坂井くんの顔から目が離せなくて、
呼吸することも忘れた。
坂井くんの顔が近づいてきて、避けようと思えば避けられたのに、
私は簡単にキスを許していた。
「牧原部長、好きです。堪らなく好きです。めちゃくちゃ好きです。
頭おかしくなりそうなくらい好きなんです」
語彙力、と思ったけど、そのぶん気持ちが真っ直ぐ届いてきた。
おでこやまぶた、頬から鼻から顎にもキスされ、
彼の鼻息が耳のすぐそばで聞こえ、
耳の後ろ、首筋から喉、それから肩へと舌を這わされて……

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


