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こころから
第27章 久美子13
 チェックアウトぎりぎりの時間に、
なんとかホテルを出ることができた。

「大丈夫ですか? ちゃんと歩けますか?」

 心配そうな直人くんの顔。
手を貸したくてうずうずしているのがわかってほっこりする。

「なんとか平気そう。でも走るのは無理よ」

 少し歩き方がおかしい気がする。
体がばっきばきで、やっぱり歳だなって思い知らされる。
太陽の光がやたらと眩しくて、
街には日常が溢れていて、
さっきまでの非日常がさらに現実感を失っていく。
景色の見え方が昨日までと全然違う。
角が取れて丸くなった感じ。
街が優しくなったみたいに。
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