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こころから
第33章 久美子16
 仕方がない。
こうなったら力技だ。

「ねえ、一回抜いて」

「え、大丈夫ですか?」

 心配顔の直人くんに、心の中で申し訳なく思う。

「なんか、変な感じで、コンドーム捻れてるのかなって」

 ちょっと見せてと言いながら起き上がり、
直人くんのちんちんに狙いを定める。

「別にどうもないみたいですけど」

「そうね」

 ふたりで頭を突き合わせて直人くんのちんちんを見下ろして、
私は点検するみたいにそこに手を伸ばして。
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