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こころから
第33章 久美子16
 キスしたままなので多分だけど、
いいんですね、と言われたと思う。
何回も聞かないの、という意味を込めて、
直人くんのくちびるを噛む。
直人くんが手探り、ならぬ、
ちんちん探りで私の入り口を探している。

「んぁっ」

 くちびるを重ね合わせたままで手の自由も奪っているにも関わらず、
直人くんはそこを簡単に探り当て、
私は簡単に挿入を許していた。

「ああ、直人くん、気持ちいい……」

「ぼ、ぼくもです」
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