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第38章 直人１９

「ここはぼくたちふたりだけの世界なんだから、
恥ずかしく思うことは何もないですよ」

「お尻の穴で気持ちよくなっても、笑わない？」

「久美子さんが気持ちよくなってくれることが、
ぼくは何よりうれしいです」

　久美子さんはまだほんの少し不安そうな顔をしていたので、
大丈夫ですよ、と気持ちを込めて頭を撫でてあげた。

「恥ずかしがらずに、気持ちよくなっちゃいましょう」

　優しく言うと、久美子さんは一瞬の躊躇のあと、
はい、と返事をしてくれた。