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こころから
第49章 久美子24
 実は、白状すると、私も少し興奮していた。
おしっこの音がいつもより大きく響いているようで、
それを直人くんに聞かれていると思うとどきどきがすごくて、
これ聞いて興奮してるのかなって思ってぞくぞくしていた。

 私も、直人くんの変態が感染してしまったみたい。
たぶん、もうすぐ私は、
直人くんに見られながらおしっこをするようになる。
想像するだけで恥ずかしくて悶えてしまいそうだけど、
直人くんが興奮してくれるなら、
見せてもいいかな、と思い始めている。
たぶん直人くんのことだから、
普通にしゃがんでするだけじゃなくて、
色々な姿勢でしてるとこを見たがるだろうなって予想がつく。
立ったままとか四つん這いでとか、
他にも私が想像もつかないようなはしたない恰好で、とか。
そして私は断りきれずに、
いつか直人くんの期待に応える。

 オフィスに戻って、直人くんとは目を合わせられず、
でもきっとこっちを見てるだろうなって思うと、
お腹の下のほうがじんわりと温かく痺れた。
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