この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
こころから
第51章 久美子25

 並んで歩いていた。
くっつき過ぎず、離れ過ぎずのいつもの距離。
当たり前のように直人くんが傍にいて、
ふたりともおいしいお昼を食べたあとでお腹がいっぱいで、
週末の温泉旅行をとても楽しみにしていた。

 路地から大通りに出ると、静寂から一気に音が溢れた。
ひとのざわめき、車のクラクション。

 急に強い衝撃に襲われて、よろめいて、
そのまま道路脇に倒れて、
突き飛ばされたのだとわかった。
直人くんがそんな乱暴なことするわけないのに、
直人くんに腹を立てて、
何するのって言おうとして……

 たぶんその一連の思考はごくごく短い一瞬の間のできごと。
/316ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ