この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
こころから
第9章 久美子4
 そしてこれまた奇妙なことなのだけど、
坂井くんが娘の彼氏だとわかってから、
つまり坂井くんが私のことを、
自分の彼女の母親だと認識してからだと思うのだけど、
急に彼の距離感が近くなったように思える。
最初は気のせいだと思った。
娘の彼氏だと意識した私の思い違いだと思っていた。
でもそうでない気もする。
一緒に並んで歩くとき、電車で隣同士に座ったとき、
ふたりの間にあった隙間が半分くらいになったと思う。
油断していると、肩や肘がぶつかってしまうくらい。
あまり近くに寄られると緊張した。
おばさんだって加齢臭が気になるのだ。
気づくたびに避けられてると思われないように注意しながら離れるのだけど、
すぐにまた元のスペースに戻っているのだった。
/316ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ