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少女監禁 罠に堕ちる女
第7章 父 健太郎

由里子を初めて口説いたのは
新歓コンパの時だった。

名目は新入社員の歓迎会だったが
時、同じくしてパートタイマーとして
スーパーで働き始めた由里子を
「君も新入社員みたいなものだから」と
店長権限で彼女も飲み会に誘った。

お酒があまり強くないのか
一次会の宴会で由里子はかなり酔っていた。
今なら彼女を口説ける!
遊び人としての本能がそう感じていた。

「どうやら由里子くんを
飲ませ過ぎてしまったようだ
彼女を送っていくから
皆は二次会のカラオケに行きなさい」

そう言って幹事役の社員に金を握らせると
彼らをカラオケに行かせて追い払った。

「由里子くん、大丈夫ですか?
少し、休んで帰りましょうか?」

ラブホテル街の手前でそのように誘うと
案外と素直に身を任せてきた。

「店長…私を口説くつもりなの?」

抱かれてもいいけど、時給をアップして欲しい…
由里子はそのようにねだった。

女を武器にする世渡り上手、
由里子は、そのような印象を健太郎に与えた。

『なんだい、そっちもその気だったのか』

このような女は大歓迎だった。

「俺を惚れさせてくれたら
昇給も考えてあげよう」

常套句を口にすると
由里子はニッコリと笑って
健太郎の手を取って
自ら進んでラブホテルのドアを開けた。

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