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少女監禁 罠に堕ちる女
第2章 上京

慌てて後を追いかけようとするのを
バスの運転手が引き止めます。
「お客さん!荷物!!
忘れずに受け取ってくださいな」
そうだわ…トランクケースを
バスのトランクルームに預けていたっけ。
「急いでください!」
そのように運転手さんに催促しましたが
「傷をつけてはいけませんからねえ」と
バカ丁寧にゆっくりと私のトランクケースを
トランクルームから引っ張り出してくれた。
それを手にして
慌てて周りを見渡したのですが
秀悟さんはタクシーに飛び乗って去った後でした。
『まあいいか…連絡先をいただいているんだし…』
彼とセックスをしたい気分でしたけれど
何はともあれ、
ここ東京での下宿先を探さないといけません。
私は近くの喫茶店で
モーニングコーヒーを飲みながら
スマホを起動させて近くの不動産屋さんを検索した。
開店と同時に
私は不動産屋さんに飛び込みました。
営業部員さんは
デスクに座ってコーヒーを飲んでいるところでした
「お部屋を探しているんです」
そう尋ねると
近くに座っていた営業部員さんは煩わしそうに
私が立っているカウンターに来てくれた。
「部屋ですか?下宿?」
これが3月ならば地方から大学に受かって
上京してきたのだろうと思ってくれるだろうけど
なにせ見た目がまだまだ高校生の私が
夏休みに突入したこの時期に部屋探しなのだから
訳ありだと勘づいて胡散臭そうにしていた。

