この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
My Godness~俺の女神~
第12章 【喪失、そして再生~ここではないどこかへ~】♣海の女神♣
「海に入った女神は泡となり、天に還ったといいます。でも、その魂はいつまでも海の底にとどまり、海や海上をゆく舟人たちを守っているのだとか。その魂を慰めるために、毎月一度、女神が天に還ったとされる日には一日、漁を休み女神に祈りを捧げるのです」
悠理は心もち首を傾けた。
「それが海神の祭、ということ?」
「そう。だから、こうやって、村の女たちは思い思いに浜辺に出て、供物を女神に捧げて、その魂の安からんことを祈ります」
悠理は心もち首を傾けた。
「それが海神の祭、ということ?」
「そう。だから、こうやって、村の女たちは思い思いに浜辺に出て、供物を女神に捧げて、その魂の安からんことを祈ります」