この作品は18歳未満閲覧禁止です
My Godness~俺の女神~
第12章 【喪失、そして再生~ここではないどこかへ~】♣海の女神♣
眞矢歌はそう言い終えると、手にした小さな箱―どうやら升だったらしい―の中身も海に播く。
スカートから手を放すことになり、眞矢歌の穿いていた白いスカートは必然的に水に濡れることになる。しかし、悠理が残念に思ったのはそちらではなく、実はすんなりとしたきれいな脚が見えなくなってしまったことであった。
「それは?」
興味を憶えて問うと、彼女はうっすらと笑んだまま応えた。