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貴方に染まる
第2章 Ⅱ
拘束された腕を上で抑えられ、蘭の顔が少しづつ下にズレていく。
蘭の舌が私の胸の先を捉えた時、初めての感覚にピクッと体が反応してしまった。
「あぁ…ッ!」
何…、今の。
私の声……?
「やめっ……、んっ…」
奥歯を噛み締めて声を我慢しするしか無かった。
男の人とこういう行為をしたことが無いから自分の甘い声に驚いてしまった。
「声、出して」
「や…、だ…」
「ふーん」
蘭は不満そうな声を出しつつ、顔は余裕そう。
まるで、そんな抵抗は意味が無い、と言われているようだった。