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貴方に染まる
第2章 Ⅱ

そのキスが終わったかと思えば、
「これ以上奥に入れないからもう少し耐えて」
と、言って蘭は腰を動かし始める。
辞める、という選択肢はないみたい。
まだ私はこの痛みに耐えなきゃいけないのか…。
「ぅっ…、あぁ…」
「華…っ、」
さっきまでと違って蘭の声に余裕が無さそうで、少し苦しそうで横目で顔を見れば額に少し汗をかいて表情を歪めていた。
「名前、呼んで…っ」
「ら、ん……っ」
なんで?とは思ったけど、今抵抗したらもっと酷いことをされそうだと思い、掠れた声で名前を呼ぶ。

