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第2章 Ⅱ

歪んだ顔をしていたのに、名前を呼ばれただけで上がった口角を見ると少しは満足したようだった。



「あーやば、イきそ…っ」



その声で、やっと終わる、この地獄のような行為から抜け出せると理解できた。



「華っ…」


切なく呼ぶその声の少し後、律動が止まってお腹の上に熱い液体が飛び散った。





あぁ、避妊してなかったんだ…。







行為が初めてでも、知識はそれなりにあるから最低限避妊くらいしてる事を願ってたのに。