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貴方に染まる
第3章 Ⅲ
「んっ…、まっ、て……蘭…んっ…」
学校でするなんて絶対に嫌。
誰かに見られるかもしれないし、いつ保健室の先生が帰ってくるか分からない。
どうにか顔を逸らして深いキスになる前に口を離すことはできたけど、蘭は体をさらに近づけてくる。
「あの女(保健室の先生)は戻ってこない。もう授業が始まるから生徒も来ない。別にいいだろ」
「ありえない……」
「は?」
「私はアンタのオモチャじゃない」
好き勝手されるのはもうやだ。
私だって自分の意思くらいある。