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貴方に染まる
第3章 Ⅲ
「行くぞ」
そう言って蘭は机の横に掛けてある私のバッグを取って歩き出した。
はぁ、とため息をついて後ろを着いていき、教室を出ると一気にザワっとした。
きっと蘭の事をまた噂してるんだろう。
蘭の後をついて行くと、何故だか保健室に辿り着いた。
なんの戸惑いもなくガラッと蘭が扉を開くと、保健室の女の先生は入れ替わるように出ていった。
慣れた手つきで蘭が内側から鍵を閉めると、腕を引かれベッドに組み敷かれる。
待って、ここ学校なんだけど……、
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