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貴方に染まる
第7章 Ⅶ
「それで私をどうしたいの?監禁?」
「そんなことしたい訳じゃない。でもできることなら一緒に住みたい」
「ここで…?」
「そうだけど」
1年間、蘭から逃げられないのであれば別にいい。
でも、
「同じ部屋は嫌」
私の気が休まらないから。
「隣の部屋を華の部屋にすればいい」
この時、私は決めた。
私も蘭を利用すると─…。
1年間我慢し続けるのは辛すぎる。
でも、蘭を怒らせたりしなければ無理矢理抱いたりはしてこないし、酷いことはされない。
親から振り込まれてくるお金も使わずに済むから貯めておこう。
そして蘭に甘えて贅沢してやる。