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優しい風
第5章 求める 心
腕の上で目覚め
優しく見つめる和哉の瞳と出会い
鼓動を聞くように胸に顔を乗せ 息を整えていた
・・このままで ・・ 良い・・ずっと・・
静かな時間が過ぎ 和也の呼吸が聞こえ 心音を聞くように
胸に顔を乗せ 目を閉じていた
夕方まで 和哉と部屋で過ごし 和哉は帰って行った
部屋が暗く成り 明かりを灯す
・・一人 部屋の中 ただ 座って居た・・・・
・・私だけの 貴方には成って 呉れるはずがない・・
・・判って居る 判って居た・・でも・・・・・・・
・・暗い 部屋で 涙だけ・・・・
・・・・・ こぼれていた・・・・・