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優しい風
第13章 エピローグ

猛が口を開いた

「美乃梨さんが 紗那の入院中 私の家に来てくれて
 家事や子供の面倒を見て呉れ 助かっていました」

「紗那が息を引き取る前に 私に言って来たんです」

「私の手を握りながら 美乃梨に頼んだから・・・」

「紗那は本当に 子供達の事を考えていました」

「碧が生まれた時 名前は紗那が付けたんです」

「嬉しそうでした 抱きながら碧のママよ」

「何時も嬉しそうに 言ってました」

「紗那の為にも 2人で子供達を 大事に育てていきます」
猛は美乃梨と目を合わせながら言った

和哉は二人に頭を下げ 紗那の墓前を後に 駅への道を歩き始め


墓前に飾られた 花が風に揺れ 和哉を優しく見送る
夏が終わり 秋の気配を乗せた風が 和哉の背中をそっと押す
紗那と二人の時 裸の背中に彷徨う紗那の指の様に 
風が優しく 背中を押していた
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