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優しい風
第9章 プロポーズ
布団の中で幸せに包まれ目を覚ました
和哉が居ない 窓の外に頭が見え 和哉の横に身を沈めた
朝の光の中 山間は陽の光に 緑黄赤のグラデーションを見せ
鳥の声が時折聞こえる
和哉の肩に顔を乗せる
「起きた?」 和哉の笑顔を見る
「ぐっすり 」 笑顔で答えた
愛される 充足感に包まれ 紗那は幸せだった
和哉の息を聞きながら 目を閉じていた
「来週中に 新しい住まいを探そう」
車から紗那が降りる時 和哉は言い
テールランプを紗那に見せ 小さく成って行った・・・・