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優しい風
第10章 別れ
暗い部屋の中 和也を待ち続けて居た
チャイムが鳴り 和也が入って来て
紗那の前に憔悴した顔で座った
和也は項垂れ何も話をしない
無言の時が流れていた
紗那は目に涙を浮かべ 口を開いた
・・・・・・・・・・・・・・・・お別れですか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
申し訳ない・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・頷いた
2人目が・・・
・・・・・・・
申し訳なかった・・・和也の目に涙が浮かんでいる
紗那は項垂れ何も言わなかった
和也がテーブルの上に 紗那の部屋の鍵と封筒を置き
出て行った
・・・ただ・・ひとり・・ただ・・だまって・・黙って・・ただ・・ ・・・